メディア紹介
過去に取り上げられたメディア紹介記事をご紹介します。
勝者も無く、敗者も無く: 幻冬社刊; TBS報道特集ディレクター松原耕二著: 2000年9月10日
成功と地位をあっさりと捨て新しい人生を歩み始める人がいる。しかし彼ほど大きく舵を切り、全く違う世界に身を投じた男性もそういないだろう。
田中は東京藝術大学のチェロ科を主席で卒業、オランダの放送協会オーケストラの主席チェリストまでのぼりつめた。ところが四十四歳にして突然オーケストラを去り、市場で通貨を売り買いする為替のトレーダーになった。しかも銀行など金融機関に所属したわけではない。彼は一人で始めた。誰に頼ることもなく人生のリセットボタンを押したのだ。
一人の日本人がオランダで通貨のトレーダーをしている。しかも元は世界的にも優秀なチェリストだった。こんな珍しい経歴の日本人がいると聞いて放っておくテレビディレクターはいないだろう。すぐにオランダに彼を訪ねて長いインタビューをした。ところが番組のテーマとは離れて、次第に彼自身に興味がわいてきたのだ。(続く)
人間発見; タナカCRM代表 田中雅氏; 「為替取引きを奏でる」; 執筆; 編集委員藤井良広; 日本経済新聞(夕刊) 1996年7月22日から26日まで
連続5回のインタビュー見出し: 第1回: 一流チェリストから投資の世界へ。音楽と平行し自分の手法試す。コンピュータ駆使、相場と自信掴む。 第2回: 自由な時間生かし身につけた実力。超円高の最中の反転予測が的中。多数派は負けるから同じ競争はしない。 第3回: 高校時代の「自己喪失」契機に芸大合格めざし独自のピアノ特訓。フランス人に師事、極限の行き方を学ぶ。 第4回: 親が子供を評価するのは無理。50歳で才能を発揮できるかもしれない。私も勝てると信じて挑戦し続けていく。 第5回: 市場の内部構造のモデル化に挑戦。楽典や言語学ひもとくが試行錯誤。億万長者になったら市場とお別れ。
アゴラ誌1995年12月号; 国際ビジネス最前線: チェリストから転身した日本人「為替トレーダー」の創造的人生。 編集部石井亨 執筆
前文: 工学部を目指していた高校生は、ある日、将来に疑問を感じ、東京芸大の受験を決意した。彼は人一倍の努力で難関を突破し、卒業して、オランダに渡りオーケストラで主席チェリストになった。80年代初頭、折からの金ブームに煽られて相場に手を出したが、相場はたちまち暴落、資金は半減してしまった。その失敗の原因を追求していくうちに、持ち前の工学的発想からユニークな相場の分析法を発見。ついにはプロの為替トレーダーに転身した。
日本証券新聞:1993年10月29日
プロフィールがふるっている。 都立日比谷高校から東京芸術大学音楽部チェロ科、同大学院を経てオランダに渡り、オランダ放送協会チェンバー・オーケストラの首席チェリストとなる。……話の中に借り物がなく、創見と自己洞察が光る。
米国:フューチャーズ・アラート誌 1993年9月号。 筆者:K.アプショー博士、シカゴ
「TADASHI TANAKA:準優勝、収益率(半年)54.55%、米国リアルマネー・システム取引チャンピオンシップ」………TADASHI TANAKAは音楽家としてオランダに在住し、欧州のオーケストラの首席チェリストにまでのぼりつめた。 1991年、フルタイムの独立トレーダーになるため音楽を離れた。
氏のテクニヘッジシステムは、専門家の常識に挑戦して、市場の天井と底の転換点を長期的に予測する。 しかし氏が成し遂げた真の成果は、先物取引というタフな世界を10年間生き延びてきたと言う事であろう。 氏の成功は、忍耐、長期的視野、そしてシステマティックな損切りに負うところが大である。
世界的なコンサルタントとしてMr.TANAKAは1991年に田中カレンシーリスクマネジメント社を設立した。
米国:フューチャーズ誌:1993年10月号
ホットな外国為替市場はTADASHI TANAKAのような人々を市場にひきつけた。 現在独立トレーダーである氏は2年前まではオランダ放送協会のオーケストラの首席奏者であった。
MAR香港第3回資金運用者太平洋会議プログラム:1993年10月17日
1986年オランダ政府文化省はMr. TANAKAを文化使節として日本に派遣し、バロック音楽のセミナーを開催した。 トレーダーとしては1990年から在欧日本企業の為替ヘッジ・コンサルタントとして活躍を始めた。
オランダ投資専門誌ベレッハース・べランゲン:1994年3月11日号。 筆者:オランダ・テクニカル・アナリスト協会会長 ヘンリー・ネーター
「TADASHI TANAKA、チェリストからトップ投資アドバイザーへ」
1993年度、氏は米国の2種類のプロフェッショナルな投資チャンピオンシップでそれぞれ2位と3位を獲得した。 氏によると二つの職業は相違点よりも一致点の方が多いと言う。 「一つの技を治めるには10年はかかる。 これは音楽でもなんでも同じ事。 演奏に要する集中力は、スクリーンを前にしての取引に必要な集中力と同じ。 僅かな失敗が全てを台無しにする。」
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