TechniHedge Report の読み方

TechniHedge Report の読み方

  1. 前書き:
    以下内容はTechniHedgeレポートのウィークリーを対象に書いてあります。

  2. 売買シグナル:
    チャートの上部に表記されたダイヤモンド印はそのバーで点灯した天井「売りシグナル」です。チャートの下部に表記された丸印はそのバーで点灯した底入れ「買いシグナル」です。
    これは田中CRMが開発したコンピュータ・ヘッジ・システムの売買シグナルで、本文中にシグナル点灯月日と価格水準を明示してあります。

    「売りシグナル」にて周期的天井を認識。「買いシグナル」にて底を認識するとお考え下さい。これは逆張りエントリーの試みです。日足、週足、月足それぞれに独立した「売買シグナル」が提供されます。「売買シグナル」とは「周期的転換点を予測するシグナル」を意味しています。「売りシグナル」では天井にて強気が弱気に転換、「買いシグナル」では底にて弱気が強気に転換すると予想します。

  3. 売買ストップ:
    天井と底を予想する転換点シグナルが当たらない事はありえますが、それを早期に認識し、自分が間違っていることを自動的に識別するには、正確で有効な損切りストップ(逆指値)を設定する必要があります。損切りをして損失を予め限定し、さらに逆張りを停止してリバーサル(どてん)にて順張り新取引方向を定める自動的な仕組みが「売買ストップ」です。

  4. ブレークアウト:
    「売買ストップ」は指定された価格からの「ブレークアウト」発生により執行されます。つまり順張りで相場の方向を自動的に認定します。価格がストップ水準を飛び越えることを「ブレークアウト」発生と呼び、これは順張りのトレンド・フォロー手法です。「売買シグナル」が、周期的逆張りであるのとは逆のアプローチです。

    TechniHedgeレポートでは引け値がストップ値を飛び越えて引けた場合にのみ「ブレークアウト」と呼びます。ストップ値に到達はしたが引け値はストップ値以前に押し戻されて引けた場合は、単に「ストップに到達」と表現します。

  5. チャートと時間枠の読み方:
    • 短期日足分析:デイリーベースのシステムが認識した市場方向性と市況を記載してあります。週報の読者には単に参考情報でありストップや予想レンジは記載されません。
    • 中期週足分析:数週間から数ヶ月の中期市況認識に適しています。週初に注文を出すことの出来る方に適しています。なお日足取引者は、中期分析を参照することにより、日足の動きを支配している中期傾向を知ることが出来ます。
    • 長期月足分析:半年から1年の長期時間枠で市況を判定する事を目的とします。月初に注文を出すことが出来る長期取引者に適しています。しばしば長期天井(または長期底)のシグナルが最高値(または最安値)付近で正確に点灯します。

  6. トレンドの概念:
    (周期的に点灯した)「売りシグナル」が、その直後に「買いストップ」をブレークして方向認識が強気に再転換すると、しばしばそこから強気トレンドが発生します。
    (周期的に点灯した)「買いシグナル」が、その直後に「売りストップ」をブレークして方向認識が弱気に再転換すると、しばしばそこから弱気トレンドが発生します。

    トレンドによる最大収益は、その直前に比較的大きな損失、もしくは小額の連続的損失を被った直後に実現する事が多いと言う経験則があります。

  7. トレンド・フォロー:
    ストップを連続的にエントリーとして使い、常にポジションをひっくり返しながらトレンドに追従していく手法をトレンド・フォローと呼びます。この手法では年に数度の最大級収益は大きいのですが、それに比例してドローダウンも大きくなることをご承知ください。

  8. 利食い:
    TechniHedgeレポートでは利食い水準をシステム情報としてシステマティックに記載することはしていません。本文では時折高値目標値、安値目標値として言及しております。一方各バーに対しては予想高値と予想安値を提示してあります。

  9. システム取引の限界:
    レポートに提示されたシグナルとストップだけで、通貨取引の全てが解決するわけではないことを理解する必要があります。本レポートが意図するのは、読者の皆様に市況の核心に迫る最低限必要なシステム情報を出来るだけ正確に提供する事であり、取引上の問題に係る個々のアドバイスは一切行っていません。


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